「夢をカタチに!和⾷を世界に!」というスローガンのもと和食文化の発信・発展に貢献すべく、和食の料理人育成スクール「飲食塾」を運営する他、海外出店を加速させている当社グループは、ベトナム⼦会社のGF CAPITAL(VIETNAM)CO.,LTD.を通じて高級すし業態「鮨 ニシツグ(Sushi Nishitsugu)」を4月6日、ベトナムの経済の中心都市・ホーチミンにOPENしました。

大将の西胤氏(右)と料理人の渡邉氏(左)

国内外の著名人がお忍びで訪れる看板のない隠れ家「鮨 ニシツグ」。東京・恵比寿に店を構えていた際は名だたるグルメ雑誌で紹介されるなど、江戸前寿司という伝統技術に最新技術・最新機材を駆使した“ハイブリッド鮨”を提供することで話題を集めていました。この度、海外からのゲストもとりこにしてきた同店が、日本のすし文化を発信するべくベトナムで新たなスタートを切りました。

同店があるのは、ベトナム有数の高級住宅街と昔ながらの下町風情漂う街並みが共存しているホーチミン7区で、日本人駐在員が多く居住しているものの、店舗付近はローカル店が立ち並ぶ日本食文化を伝えるのに最適な立地と言えます。入口の扉は暗証番号を入力して開ける仕様で、無垢板のテーブルや天井、シルバーの漆喰の壁で装飾された異空間と相まって、非日常感と敷居の高さを醸し出します。お祝い事や会食などでご利用いただけるよう、プライベートカウンター席と個室も用意しています。

大将は、すし職人歴27年の西胤秀樹(ニシツグ ヒデキ)です。麻布十番や恵比寿の名店で修業を積み「鮨 ニシツグ」で大将を任されると、その気さくな人柄から料理はもちろん、西胤氏との会話を楽しみに足しげく通う人がいるなど接客にも定評があります。西胤氏は「すし屋が飽和状態となっている日本を飛び出し、心機一転、ベトナムで挑戦します。未開拓の地ではありますが、日本とベトナムから仕入れる新鮮かつ旬のネタを使い、“鮨 ニシツグ”ならではのすしを提供していきます」と意気込みを語ります。

メニューは、価格に応じて3種類の「OMAKASEコース」を用意しています。全コース共通で4種の刺身を提供し、つまみと握りはコースによって品数が異なります。津本式の血抜き法と独自の経験による熟成魚の他、コースによっては名物の「スペシャル巻」を提供。「スペシャル巻」は炭火で大トロをあぶり、その上にトリュフをスライスして巻いた贅沢な逸品で、これを目当てに来店する方も多いという人気の品です。

左上がスペシャル巻 ※写真はイメージです

「鮨 ニシツグ(Sushi Nishitsugu)」概要

O P E N 日   2023年4月6日(木)
住   所   70 Nguyễn thị thập, Bình Thuận, Quận 7, Thành phố Hồ Chí Minh
電 話 番 号   +84 862058800
営 業 時 間   17時30分~23時
定 休 日   火曜
席   数   カウンター17席(うちプライベートカウンター7席)、個室4×4席(仕切りを開放すれば16席での利用可)
Facebook    https://www.facebook.com/Sushi-Nishitsugu-116053091404543/

料理人について

調理を担当するうちの一人は、当社が運営する超短期料理人育成スクール「飲食塾」を卒業した戸高達氏です。戸高氏はライトフライ級日本2位の元プロボクサーで、すし店などの勤務や友人とベトナム料理店を運営していた経験があります。本格的なすしを握った経験はなかったものの、飲食塾ではわずか3カ月で仕込みや仕入れ、具材の調理法、握りといったすしの基礎的な技術から、魚を長期熟成できる究極の血抜き方法「津本式」まで、様々な調理技術を習得しました。「すしを通じた日本食文化の発信をしたい」という夢をベトナムでかなえるべく、その腕前を披露します。

飲食塾卒業生の戸高氏

■飲食塾について
わずか1カ月~という超短期間で、すし、焼鳥、ラーメン、蕎麦・うどんの職人を育成するスクールです。最大の魅力が併設店舗「守破離」における実際の店舗運営を授業カリキュラムに導入している点です。実際の店舗で接客や売上管理、マーケティングなどを学ぶことができるため、卒業時には開業できるくらいの実力を身に付けられます。さらに、津本式など、国内と事情が異なる海外でも通用する技術も学びます。
URL:https://inshokujuku.com/

GF CAPITAL(VIETNAM)CO.,LTD.について

当社のベトナム子会社で、飲食企業を対象としたコンサルティング事業と鰻のファストフード店「名代 宇奈とと」、現地の日系まぐろ加工工場EVERTRUST FOODS.Co.,Ltdとの共同プロジェクト『ベトナムまぐろプロジェクト』によるまぐろ料理をメインとした「三代目 かむら 鮪専門店」を運営。日本国内の人材不足へのソリューション提供を見据えた人材育成と飲食店の経営サポートを目的に直営店をオープンさせ、それらを通じてベトナムにおける雇用創出や地域の経済発展、現地の持続可能な漁業の促進といったSDGs達成につながる取り組みも行っています。2021年10月にはリスクを抑えて海外進出を果たせるリモート海外進出事業を開始。同年12月、ベトナムにいながら「日本」を体感できると現地で大きな話題を呼んでいる「名代 宇奈とと」2号店をOPENさせて以降、「食」と「体験」による日本食文化の発信基地として首都ハノイと経済の中心都市ホーチミンに次々と出店しました。現地で飲食店の出店加速によるリアルなマーケティングリサーチを行い、それらを海外進出のコンサルティングに還元することで、タグボートとしてベトナム市場を切り開く存在を目指しております。